CVS の使い方
 使い方(場合分け)
 保管庫
  保管庫の指定方法
 改訂番号
  枝と葉
 import
 二回目

 枝の番号は奇数桁
 枝を作る三方法
 枝の確認方法
 実際例 (1) tag
 実際例 (2) rtag
 実際例 (3) import
 枝での変更を取込
 tag を消す
 枝の使い方
  過去形
  未来形
操作
 変更を元に戻す
 追っかけ
  -ko のこと
  import
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  枝を変更
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software

CVS @ki.nu

Last Update: "2007/04/02 09:30:09 makoto"

ブランチ(枝) | どんな時に作るか | 枝とマージ

枝の番号は奇数桁

枝の番号は三桁 など奇数桁 (1.1.1, 1.1.2, 1.1.1.1.1 等)になります。 最後の数字が本当の枝番で、 それ以外は基になった改訂番号(revision) つまり枝分れした所の番号です。
1.1--- 1.2
   \
    +-1.1.1
    |
    +-1.1.2
これで言えば、1.1 が基になった 改訂番号 で、 最後の .1 とか .2 が枝番ということになります。 改訂番号 はいつも偶数桁なので、 それに一つ付加えて、全体で奇数桁になります。
改訂番号 枝番 通常の呼び方
1.1.21.1.2
偶数桁 +1 全体として奇数桁
枝に(番号の他に)名前が付いている場合には、その名前は、その枝の先端を意味します。

枝を作る三方法

枝を作るには tag -b, rtag -b, import が使えます。

tag/rtag は、 1.1, 1.23 等のいくつも違った改訂番号(revision)のものを (全てを串差しにするように) まとめて名札を付ける操作だし、 import は、手元の譜をまとめて保管庫に登録する方法で、 直接「枝を作る」操作として用意されている訳ではなく、 いわば、副作用として「枝」が出来ます。

  • tag : 手元に checkout しておいたものに名前を付けます。
    cvs tag -b branch_a
    
  • rtag: 保管庫に直接効く
  • import: 手元にあるものをまとめて登録する時に使います
という違いがある。それを表にして見ると、次のようになります 枝番を指定する時には、 '-b 枝番' のようにします。


指示枝番 作用先の保管庫の指定 枝分れ基の指定 枝の指定
(1)tag偶数 不要(作業ディレクトリで決まる) 持出(checkout) した時の revision (改訂番号) 名前、または数字(= 枝番)が使える。 名前の時は、自動的に番号を付けてくれる。
(2) rtag$CVSROOT または -d での指定 -r を使って指定
(3) import奇数 vendor_tag で指定する 新しく付ける枝番号。数字のみ。vendor_tag と合っているように手動で合せる。 しかも必ず奇数を使う。

枝の確認方法

どのように枝が出来ているかを確認するには、
cvs status -v 名前
とすると(次の実際例)のような表示が出るので、その最後の方を見る

実際例 (1) tag

empty-1 という名前の枝を作って見る
ttypf:makoto@u  11:46:11/020827(~/hogehoge/latex)> cvs tag -b empty-1 
cvs tag: Tagging .
T book.cls
T kkteikan.tex
ttypf:makoto@u  11:46:39/020827(~/hogehoge/latex)> cvs status -v book.cls
===================================================================
File: book.cls          Status: Up-to-date

   Working revision:    1.7     Tue Aug 27 02:08:34 2002
   Repository revision: 1.7     /home/Local-Repository/hogehoge/latex/book.cls,v
   Sticky Tag:          (none)
   Sticky Date:         (none)
   Sticky Options:      (none)

   Existing Tags:
        empty-1                         (branch: 1.7.2)

ttypf:makoto@u  11:46:51/020827(~/hogehoge/latex)> 
1.7 を基に枝分れしていて、枝番は .2 が付いている。

実際例 (2) rtag

cvs rtag -b -r 1.1 PRODUCTION namazu
(-r で指定した) 1.1 を基に枝分れさせる。 空いている番号のうち、偶数が(自動的に)振られる。 (この例では 4 になっているのが下の表示から分る)。 1.1 の部分は改訂版の名前を指定するのが普通だが、 1.1 には名前が付いていないので、こうして見た。
makoto@u ■10:59:28/010913(/e/cvs-work)> cvs status -v namazu/ChangeLog
===================================================================
File: ChangeLog         Status: Up-to-date

   Working revision:    1.1.1.1 Thu Sep 13 00:40:18 2001
   Repository revision: 1.1.1.1 /automount/nazuha/cvs/namazu/ChangeLog,v
   Sticky Tag:          (none)
   Sticky Date:         (none)
   Sticky Options:      -ko

   Existing Tags:
        PRODUCTION                      (branch: 1.1.4)
        MOREJ2                          (branch: 1.1.2)
        s_2001-09-11                    (revision: 1.1.1.1)
        STABLE                          (branch: 1.1.1)

実際例 (3) import

import の時は -b は新しく作る番号を指定する。 -b 1.1.3 のように、 基になる改訂番号 (revision = 偶数桁、ここの場合 1.1) に、 空いている奇数番号 (ここでは 3) を付けたものを付ける。

何故か名前では指定出来ないらしい (p202)

枝での変更を取込

cvs update -j 1.1 -j 1.2 hoge

tag を消す

tag または rtag 指示の -d 選択を使えばいい。

以前の cvs 情報
Last Update: Sat, 07 Jun 2014 13:16:17 GMT 1.66 2008/03/08